日本林業調査会発行の林政ニュースで弊社の取り組みが紹介されました。
メイドインジャパンのプレミアムな情報を発信するWebサイト、プレミアムジャパンで弊社製品が紹介されました。
紹介ページアドレス:http://www.premium-j.jp/lifestyle/38035/
日本・シンガポール外交樹立50年の今年、シンガポールのデザイン庁と関東のものづくり事業者との協調事業が発足しました。
厚川産業は、このプロジェクトに参画致しております。
先週15日、シンガポールから来日したデザイナーたちが弊社ショールームを見学、オリジナルのさまざまな桐製品を興味深そうに手に取って色々質問して行かれました。
この模様が、今日6/22の埼玉新聞に掲載されました。
海外の実力あるデザイナーの手によって、どんな桐製品が生み出されるのか、今からとても楽しみです。
↓熱心に製品を見るデザイナーの方々
↓和気あいあいとディスカッション
弊社のオリジナル「桐米びつ」が取り上げられました。
↓4月からリニューアル発売されたばかりの新商品です。
武蔵野銀行春日部支店リニューアルに伴い、応接室用のキャビネットと電話台を弊社で製作させていただきました。
桐の伝統工芸の技で作り上げたモダン家具。弊社の職人が全て手作業で丁寧に製作した一点ものです。
↓応接室に設置されたキャビネットと電話台
自然塗料を使用し、応接室にマッチした色合いに仕上げています。
↓表紙を飾るのは藤原竜也くん。埼玉県秩父市出身です。
↓表紙裏。調味料入れが掲載されています。
「暮らしに寄り添う春日部の桐工芸」と題して、弊社製品が紹介されています。
キーン、キーン・・。
吉川市にある工場内に、機械を使って木材を加工する音が響く。製品を一つ一つていねいに仕上げていく職人たち。「昔は職人もたくさんいたんですけど。今はだいぶ少なくなりましたよ。」100年以上続く桐箱製造の厚川産業社長で、春日部桐箱工業組合副理事長の厚川秀樹さん(58)は残念がる。
桐箱作りは春日部市で江戸時代から続くとされる地場産業の一つ。日光東照宮造営のため、全国から集まった工匠たちがこの地にとどまったことから、盛んになったといわれている。製品は高級品を入れたり、贈り物の包装として使われることが多かった。だが海外から安価な製品が入ってきたことや、「過剰包装」といわれ、パッケージが簡素化されるなど、桐箱の需要が衰退。1978年には50社あった組合員も、近年は11社までに減少した。
■新たな需要開拓
後継者不足にも頭を悩ませていた組合は、新たな取り組みを模索。13年に組合単位としては珍しい県の経営革新計画承認を受け、80年代前半にデザイナーと組んで東京都内で展示会を行っていた桐箱製品を復刻し、商品化していくことにした。「当時は販路がなく、デザイナーに売ってもらう状況。デザイン関係の賞を受賞したものもあり、本格的な販売をしないのはもったいない商品もたくさんあった」。厚川さんは振り返る。 復刻製品を作るにあたり、新たな需要開拓やブランド確立のため、同じ春日部市内に拠点を構え、以前から交流があった春日部機械金属工業協同組合に協力を依頼。桐箱製品と金属加工部品をコラボレーションして、デザイン性や機能性にすぐれた製品を開発した。
完成したのは、小銭を入れると羽根が揺れる貯金箱や目の錯覚を利用した“だまし絵”風の小箱、アロマオイルや芳香剤を入れて香りを楽しむアロマボックスなど。製品は1月にさいたま市内で開かれた「彩の国ビジネスアリーナ」に出展。広くPRした。
■「次の代へつなげる」
異業種とのコラボレーション。「当初は量も見込めず、一緒にやってもらえるか不安があった」と厚川さん。それでも共同で作業を進めたことで「もう一度やってみたいという関係にまでなった」。課題は新たな販路開拓だ。どんなに製品が良くても、需要を喚起できなければ、産業として生き残ることはできない。「組合だけでは総合的にプロデュースする力が不足している。何らかの仕掛け作りをしていかないと」
近年は和食がユネスコの無形文化遺産に登録されるなど、「和」の価値が見直されている。伝統産業の桐箱の良さが海外に広がれば、国内での需要喚起とともに、海外での市場開拓も視野に入ってくる。
「桐でいろんな人とつながった。後継者不足などの問題もあるが、次の代までつなげていきたい。今はその使命感でやっていますよ」
厚川さんは言葉に力を込めた。